暮らし始めてから20年以上が経ち、マンションも築40年に差し掛かるタイミングで、老朽化が心配だった配管や電気などのインフラを含めて全てを一新するリノベーションを行ったS様。
間取りを変更し、お子さまのお部屋も用意したいとのことでS様のご要望を伺いながら、間取りを一からプランニングしていきました。
バルコニーに面したスペースを全てリビングダイニングに充て、L字型のリビングダイニングを創造。リビングと隣接する洋室との間仕切り壁に室内窓を設置することで洋室の通気性も確保しました。
また、玄関は収納空間も兼ねた広い土間スペースに。土間スペース横の壁にも室内窓を設け、光や風がベランダから共用廊下へ一直線に抜けるようにしています。
室内はダークグレーやブラックの色を効果的に使いながらも、採光が確保しづらいバス・トイレや洋室部分は明るい色合いでまとめ、リビングはダークブラウンを使用しシックに仕上げるなどメリハリある空間となりました。
この程、ご対応させて頂きましたS様のご要望をまとめるには、発想の展開が必要な現場でした。既存の電気温水器があったのですが、一度下階への漏水があったとお話を伺い、早急な対応が必要と感じました。建物の築年数から見ても給排水管の老朽化が進行しており、配管改善もご相談内容の優先順位が高い内容でした。また、ご家族団らんの中心であるキッチンも壁に囲まれ閉塞感を感じたのが第一印象で、床の段差等安全面も改善しないとならないと感じました。
閉塞感を感じたキッチンはアイランド型にすることで、家族団欒をする場所としてダイニングとリビングを一望できる配置としました。床は大型タイルを貼り高級感をご提案。当初キッチン部分は段差が発生する可能性もありましたが、最終的にはフラットな床を構築できました。
今回のリフォーム工事の改善ポイントは、収納力についてでした。「自転車を室内に収納したい」「収納力を大きくしたい」とS様よりご要望いただき、土間収納の設置で、季節物等使用頻度の低い物は土間収納で管理し、室内収納は必要なもので管理を行うようにご提案しプランニングを行いました。
また、洋室2部屋のクローゼットも壁寸最大で造作し、壁面全部が収納になるように設計を行い、梁部分も中棚とハンガーパイプを利用することで収納力改善を行いました。そのほかの部分に関しても壁に金物を見せない収納棚を設置、TVボードや書籍棚に活用できるようご提案を行い、すっきりとしたDESIGNに仕上げました。
S様のご意向に寄り添ったシンプルと使い勝手を兼ね備えたリフォーム工事を終える事ができました。ご担当させて頂き、誠にありがとうございました。
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担当の方は住宅の基礎の部分に対する知識も豊富で安心しておまかせができました。プランに関してもプロならではの発想と的確なアドバイスでフォローしていただき、完成まで導いていただきました。