675万円
今回リフォームされたのはN様のお母さまが受け継ぎ所有されていたマンションの一室。これまで賃貸に出していましたが、借主の退去を機にすでに独立し暮らしていたご子息のN様がリフォームをして移り住むことになりました。
築52年でこれまでほぼ手付かずだったというお部屋を住人の退去後に確認したN様は、そのあまりの古さにびっくりしたそうです。
「とにかくすごかったです。全てにおいて古く、床もベコベコでとても住める感じではなかったですね」とN様。
お母さまも「よくこの状態で住んでくださっていたなと思うほどひどい状態でした。うわぁ大変、これをリフォームするのは安くないなぁと思いました」と振り返ります。
すぐさま会社選びが始まりました。ネットでクチコミの良さと価格感を軸に5社ほどに問い合わせたといいます。
「会社選びは時間がかかりましたね。見積もりが揃うのを待って、揃ってからも内容を確認しながら家族で話し合って…」
その中から朝日住宅リフォームに依頼をしたのは提案が具体的だったことが決め手だったといいます。
「ざっくりと概算だけの会社もあるなか、細かい部分まで見積りを出していただきました。間取りの提案なども具体的。ここなら信頼して進めていけるなと思いました。正直に言うと、一番安い会社ではなかったのですが、価格だけでなく総合的に見て対応が誠実な会社にお任せしたいと思い、朝日住宅リフォームにお願いをしました」
将来的に賃貸に出す可能性を考慮して、みんなが好むような一般的なデザインを意識したというN様。その言葉通り、リフォーム後の室内は白と木目でまとめられたプレーンな内装。彩度を抑えたベージュ系の木目は落ち着いた印象で、幅広い人に受け入れられそうです。ただ、ベーシック一辺倒というわけではなく、キッチンの壁パネルや玄関扉の塗装カラーにアクセントとなる濃いグレーを選ぶことでN様らしさを出し、スタイリッシュなかっこよさを空間にプラスしています。
また、リフォーム前は内装だけでなく間取りもいかにも“昔ながら”という言葉がぴったりのお部屋でした。なかでもN様が気になったのはお風呂・トイレ・洗面台が一緒になった今の時代には合わない3点ユニットバスでした。
「自分が住むためにも、またこの先私が出て行って賃貸に出すこともあるかもしれないので貸すことも考えると、3点ユニットバスは真っ先に変更したいと思いました」
そこで担当者はこれまで物置だったスペースをトイレに充て、その横のリビングの一部を洗面脱衣室にすることで浴室・トイレ・洗面室がそれぞれ独立するプランを提案。同時にベランダに出ていた洗濯機置き場も洗面室に移動させ、現代の暮らしにフィットする間取りを再構築しました。
一方お母さまが懸念されていたのは給湯器。N様はキッチンの横の壁で存在感を放っていたガス給湯器を今回のリフォームで屋外に移動させることを希望されていました。しかし、担当者がマンションの管理組合に問い合わせるとまさかの「移設はできない」という返答。
「でも実際に他のお宅を見ると、屋外にあるお家を何軒か見かけたんです。だから『そんなのおかしい、動かせないことはないはずだ』と主人が理事会に掛け合った結果、承認が下りて給湯器をベランダに出すことができました。室内に給湯器があるのは怖いと思っていたので、移動できたのはすごくよかったですね」
今回のリフォームにおいて、検討当初から一貫した方向性は「なるべく費用を抑えながらも全体的にリフォーム」。
設備は最低限の機能を備えたものを選び、一人暮らしには過剰だと感じたキッチンの吊戸棚はなくすことでコストを抑えました。
ただ、費用を抑えたいという考えはありながらも、解体後に発覚した“想定以上に劣化した配管”の交換や一度は削ろうとした玄関収納と天井の施工、工事後に追加した玄関ドアの塗装や鍵の交換など、後からやると判断をして実施した箇所もたくさんありました。
また暮らし心地を向上させるために行った箇所も。
お部屋は昼夜問わず交通量の多い通りに面しており、とてもうるさかったといいます。N様としては古いサッシとガラスを交換できないかと考えたそうですが、窓は専有部ではなく共用部にあたるため自由に変更することは適わず、内窓を設置することにしました。
「内窓があるのとないのでは音の聞こえ方が全然違います。それにこの部屋は北側に面しているので断熱効果もきっと変わるでしょうね」
リフォーム価格は当初想定していた予算を上回りましたが、どれも必要なことだったとN様は話します。
「中途半端に削ってしまって後からもう一回やることになるよりは、今回まとめてお願いした方がいいですからね。金額的に高くなりましたが、あれだけ古かった部屋をここまで綺麗にしてもらえたのでとても満足しています」
和室を洋室に変更し、3点ユニットバスだった水回りは、浴室・洗面台・トイレをそれぞれ独立させて使い勝手を改善しました。また、バルコニーにあった洗濯機置き場を室内の洗面室に移設し、より快適な生活動線を実現しています。
今回のマンションは築52年ということもあり、昔ながらの間取りや設備を現代の暮らしに合わせるためには制約も多く簡単ではありませんでしたが、課題の一つひとつに向き合い、快適な住まいのかたちを住む方の目線から模索をしていきました。
N様には初回の現地でのお打ち合わせの段階より、具体的なご要望をお伝えいただけたことで、方向性が明確となりプランニングも進めやすかったです。また、工事中もこちらからの確認事項に対し毎回丁寧にご対応いただけたおかげで、細やかなやりとりができ、工事をスムーズに行うことができました。ありがとうございます。
「金額ではなく、誠実で信頼できる会社だと感じたからお願いした」とのお言葉、何より嬉しく思いますし、また今後の励みにもなりました。
N様の思いや暮らしに寄り添いながら、安心して長く過ごしていただける住まいに仕上がったと思います。
お電話やWeb、ご来社などお客様のご相談しやすいスタイルで、
お気軽にお問い合わせください。
担当者の対応を通して、朝日住宅リフォームは誠実な会社という印象だというN様。
「担当の作田さんは何かあるとすぐに連絡をくれて、こちらからの連絡にもレスポンスが早かったのがよかったです。対応もいつも丁寧で誠意をもって接してもらえているという感じられました。提案の中身についても、提案されたものはどれも「いいな」と思えるものばかり。こちらが「こういう感じ」と伝えるとそれに合わせたものをいくつか絞って提案してくれるんです。だからとても進めやすかったですね」